2021年2月4日
ポテチ勝手に名鑑その117:だし好きのための厳選だし味
う…ッ、うーん…。
目がさめると、俺は見知らぬ草原にいた。
ここは...いったい...。
いや...そもそも、俺は誰だ!?
「目がさめたみたいね〜。昆布くん、大丈夫?
なによ、どうしたの?
え? 記憶が飛んでる?
うーん、もぅ。ほんとにあなた、噂通り、記憶がなくなるのね!
まぁ、いいわ。あらためまして、私は焼きあご。あなたのパートナーよ、よろしくね!
今、わたしたちは強大な敵に立ち向かっている最中なのよ!
でも...あなた、おととい、敵から強烈な一撃を食らって...
私、回復魔法には自信がなかったけど、こうして目がさめてよかったわ!
この依頼の報酬、すっごく豪華なのはいいんだけど、さすがに私ひとりじゃできないもの!
今日は安静にして、また明日からがんばりましょう!」
そんな...焼きあごと名乗った話の長い女が、今回のヒロインらしい。
それにしても、依頼? 報酬? ぜんぜん、思い出せない...。
だが、しかし...俺のうちに潜む昆布魂が、囁くんだ!
...倒せと!
この依頼、とっても美味しいぞ、と!!
着実にターゲットに近づく俺たちの前に、行方を阻む強力なライバル、鰹節と帆立のパーティーが現れた!
「この報酬は、俺たちがいただくぜ。お前たちは、おとなしくそこで、いい味醸し出していな!」
話は長いが、意外と頼りになる焼きあごとともに、俺たちはついに!
ターゲットである、ろーそんの許にたどり着く!
「たった二人で、私を倒せると思うのか、愚か者め!」
たやすく跳ね返されてしまい、万事休すの俺たちだったが、そこに現れたのは、なんと!?
——澄んだ旨みと力強い旨みが醸し出す、ポテトチップスファンタジー最新作!
「これが、俺たちの! だし好きのための厳選だし味だぁぁぁぁぁッ!!」
カルビーポテトチップスだし好きのための厳選だし味、ローソンで発売中!
つづきは、あなたの舌でお楽しみください!!
さて、受け取った報酬は...
「って、エェェェェッ!!」